勅使河原茜のブログ「おもいの花束」

2017年08月31日

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第100回「O JUN×棚田康司 鬩(せめぐ)展」

気ままに日々のおもいを綴ってきたこの「おもいの花束」も、今回で第100回を迎えました!
2008年4月にスタートしてから9年4ヶ月。1年に平均10回程度の更新ですから、ずいぶんのんびりペースですが、どうぞこれからも気長にお付き合いください!

 

今年の夏は全国的に天候不順がつづきましたね。 東京ではスカッした青空をほとんど見なかったような気がします。
夏大好き人間の私にはなんとも物足りない寂しい夏の終わりです…

だからというわけではありませんが、この夏は遠出することもなく、ほとんどを東京でのんびりと過ごしました。
そんな中、少し足を延ばしたのが、兵庫県の伊丹市立美術館で開催された「O JUN×棚田康司 鬩(せめぐ)展」です。
棚田康司さんは、2014年サマーセミナーの講師や草月展新人賞審査員もつとめていただいた草月とは浅からぬご縁のある方です。

棚田さんは彩色した木彫で不思議な人物像をつくり続けていらっしゃいます。飛んでいたり、ぶら下がっていたり、奇妙なポーズをとっていたり。作品の後ろにストーリーのひろがりを感じさせる、なんともいえない透明感のある彫刻です。

今回は、O JUNさんという画家の方との二人展で、会期中には自画像をテーマにした公開制作が行われ、棚田さんは近くのマンスリーマンションに滞在しながら毎日制作を続けたそうです。

 

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展覧会がスタートして12日目の7月19日に伺いました。 会場には削りたての木の良い香りが漂っています。

 

 

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手前に足が出現しています

 

 

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棚田さんと学芸員の岡本さん(右)と。お二人の掛け合いが楽しかったです!

 

この時は足のあたりがおぼろげに浮き上がってきたばかりの状態。はたしてどんな作品になるのか見当がつきませんでした。
完成作を見にもう一度伺います!と約束をして、東京に戻りました。

 

そして、いよいよ最終日の8月27日に再び訪問。
どんな作品になっているかと展示室に足を踏み入れると、

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まだ、鋭意制作中の棚田さん・・・

 

 

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閉会まで残り4時間というシビアな状況の中、内心焦っていらしたかもしれませんが、イヤな顔一つせずていねいにお話してくださる棚田さん

 

 

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ほぼ完成作の前で

 

 

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O JUNさんにはこの時も残念ながらお目にかかれませんでした。O JUNさんの公開制作の作品がこちら。ちなみに、おふたりとも裸なのは偶然だそうです

 

 

棚田さんも、O JUNさんも、それぞれ自分の苦手とするレリーフと油絵での公開制作に挑戦したそうです。きっと苦しい時間もあったかと思いますが、最終日の会場にはこの長丁場を経たからこその清々しい空気がありました。
この後どこに展示されるのかわかりませんが、またいつかどこかで出会いたい作品たちです。
この夏一番のすてきな思い出になりました!

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