アトリエもの作り日記

2011年11月03日

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草月流といえば竹、竹といえば草月流

今は日本橋高島屋での草月いけばな展のショーウィンドーの作品準備をしています。材料は草月流でおなじみの竹です。そこで今回は竹のお話です。

竹を切る

竹を切るのは単純に見えますがコツがあります。ノコギリは竹専用の刃の細かいものを使用。切り口が斜めにならないように水平と垂直を保ちながら、力をいれすぎず丁寧に切ってゆきます。最後の切り終わりをさらに慎重にしないと竹の皮が無残にめくれてしまいます。竹挽き専用のこぎりはもちろん日本製が最高で、世界中のいけばな愛好家に人気です。ちなみに草月会館4階のショップ(蘭HP)で販売中です。

竹を切る2.JPG必要な寸法に丁寧に切ります。

竹を切る1.JPGのサムネール画像

 

竹を割る

必要な寸法に切った丸竹を割竹にします。まっすぐな竹を縦に8分の1で割ると曲線がきれいな割竹になります。さらにしなやかな線を出したいときは16分の1に割るときもあります。先代の勅使河原宏家元が竹を使用した作品をたくさん発表したことはご存知の方も多いと思います。宏家元は、はじめのころは数本の竹で制作していたものが作品を重ねてゆくごとにどんどん作品サイズが巨大化し、竹の本数も増え続け数百本、千本以上ということもあったそうです。たくさんの竹を人間の手で割るのは限界があります。そこでアトリエの先輩たちが作ったのがこの竹割り器です。

竹割り器2.JPG草月アトリエ特製竹割り機。宏家元時代から受け継いでます。









竹の筋を見る.JPG竹の筋をみてセットします。

この機械で一日100本以上の竹を割ることも可能です。しかし機械仕掛けといっても熟練した人が刃の角度を微調整しないときれいな8分の1の割竹になりません。
竹割りの刃.JPG

竹割り風景.JPG3人がかりですが力はほとんどいりません。

                 割竹を帯にしたパーツが出来ました。割り竹.JPGこのページがアップされるころには日本橋高島屋で家元の作品が公開されているはずです。竹がどんな形で作品になっているか展覧会でのお楽しみ。皆さんぜひ足を運んで実際の作品をご覧下さいね。(草月いけばな展

 


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