「Facebookみんなのいけばな展」は、草月いけばなを学ぶ人、草月いけばなが大好きな人なら資格を問わず誰でも参加できる、Facebook上の展覧会です。
2019年10月1日~12月31日に受付しておりました8回目の募集には、世界各地より165件のご応募がございました。
沢山のご参加、まことにありがとうございます。
Facebookにて、全ての応募作品をご覧いただけます。
ぜひご覧ください。

総評

8回目を迎える「草月Facebookみんなのいけばな展」では、自由なテーマで作品を募集しました。今回も国内はもちろんのこと、世界中からたくさんの作品をお寄せいただき、ほんとうに嬉しく思います。どうもありがとうございました。秋から冬にかけての募集でしたので、秋の実りから新年を寿ぐお正月花まで、季節感とともに、それぞれの土地の様々な行事をいけばなで盛り立てる楽しみも味わっていただけたのではないでしょうか。どの作品にも創意工夫があり、探究心が感じ取れて、ワクワクしながら審査することができました。

このフェイスブック花展の一番の特色は、いけばなを写真を通して表現する、という点ではないでしょうか。回を重ねるごとに、皆さんの撮影技術は、格段に進歩しています。投稿までの道のりには様々な努力があったに違いありません。今はお手持ちのスマートフォンで、クオリティの高い写真が手軽に撮れる時代です。ぜひ、自分の目で見た時と、カメラのレンズを通した時との見え方の違いを観察し、写真でも臨場感のある作品にするためにはどういけたらいいのか、自分なりのアイデアを見つけてみてください。写真を通して客観的に作品を見つめ直すことで、自分の作品の良いところも、欠点や足りないところも見えてきます。こうした努力は、いつしか確かな技術となって、これからの創作を助けてくれるはずです。失敗を恐れず、新たなチャレンジを続けていきましょう。

草月流家元 勅使河原茜

受賞作品

金の月賞

  • 名前:Silvia Barucci(イタリア)
  • テーマ:Freestyle
  • 花材:コルクスクリューヘーゼル、葉ぼたん
  • 花器:鉄花器

家元よりコメント

不思議な世界に迷い込んだような独特な雰囲気を持つ、とても魅力的な作品です。ニョキニョキとしたコルクスクリューヘーゼルが、まさに今にも動き出しそうで、命ある植物ならでの質感が生き生きと感じ取れます。鉄花器の黒い面と、植物が描き出す繊細な線の関係も目を楽しませ、疎密が面白く構成されています。

銀の月賞

  • 名前:Deborah Gianola(イタリア)
  • テーマ:Mass
  • 花材:エリンジウム、ラナンキュラス
  • 花器:陶器花器

家元よりコメント

器の形から触発された、ユニークな形のマッスが目を惹く作品です。シンプルな構成ながらも、表情が豊かで力強さを感じます。紫と黄色の配色と、その配置のリズム感によって、上へ伸び上がるような動きがより効果的に表現されていると思います。

  • 名前:何惠卿(中華民国)
  • テーマ:力
  • 花材:アガパンサス、アルストロメリア、パンダヌス、シンビジウム(葉)
  • 花器:陶器花器

家元よりコメント

立ち上がりから、アガパンサスの花の先端へと、次々に変化する構成が楽しい作品です。空間のとり方が絶妙で、だんだんと大きく弧を描くシンビジウムの葉や、パンダヌスの直線、そして、高い位置にあるアガパンサスのそれぞれが、お互いの動きを邪魔することなく、伸びやかに展開しています。

いけるちゃん賞最優秀賞

  • 名前:杉浦曉(2歳)
  • テーマ:GO!GO! Flower!
  • 素材:ガーベラ、スターチス、色鉛筆
  • 花器:陶器花器

家元よりコメント

素直で可愛らしい表現がたのしい作品です。色鉛筆の取り入れ方もいいですね。彩りと直線の面白さが作品に添えられていて、異質素材ならではの魅力がきちんと引き出されています。見る人誰をも笑顔にする、素敵な作品です。

Facebookにて、全ての応募作品をご覧いただけます。
ぜひご覧ください。

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