WEB家元講習会 プログラム4「夏の花」をご受講された皆さまによるレポート集です。
WEB家元講習会で学んだことを反映していけたご自身の作品とともに、ご受講された感想をご投稿いただきました。

エレガント・サマー

  • 氏名:大薗芳雪
  • 花材:ゆり、ピンクッション、バンクシャー、ミリオンバンブー、アレカやし
  • 花器:ガラス花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

氷と、カラーインクで、夏の涼しさを演出。
いろいろな「夏ならでは」の作例が拝見出来て、勉強になりました。

友との語らい 2022夏

  • 氏名:橋爪千峰
  • 素材:枯ユーカリ、ユーカリの実、アロエベラ、オーガスタ、グリーンアナベル、注染染め手拭い
  • 花器:自作デザインのガラス花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

  1. 「背景の工夫」注染染め手拭いを利用。友人である染色作家とのコラボレーションの作品としました。
  2. 「エコ」花材のユーカリ、ユーカリの実、グリーンアナベルは、稽古花で使用したものを再利用。アロエベラ、オーガスタは、我が家のベランダから。
  3. 「緑を重ねる」注染染め手拭いの色・デザインと花器を活かし、「緑」でまとめました。
  4. 「自作花器」より良く自身を表現するには、自作花器を使用することも必要であると感じました。
  5. 「涼に憩う」から、チャレンジと楽しむことを学び、実行してみました。

受講した感想

家元講習会は、草月会館にて臨場感を味わい、作品も間近で見ることができ、受講者の感想などもその場で伺うことができます。対面での講習会が一番です。しかし、WEBでの受講は、「いつでも、なんどでも」自分の都合に合わせて、気軽に、静止・巻き戻しもできるので見逃すことなく、手元も間近で見ることができ、マンツーマンでの受講のような感覚になります。対面・WEBを織り交ぜて講習会を開催していただくことを希望します。

夏風

  • 氏名:相澤喜雲
  • 花材:ひまわり、マリーゴールド、シンニューサイラン、とくさ、シーグレープ
  • 花器:自作ガラス花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

茜家元による氷の作品から、夏の花の表現を透明感ある世界をメインに表現したいと思いました。日向先生の作品より、久しく使わなかった花器からの創作を観て、花器棚の奥に隠れていた約30年前始めて作った自作ガラス花器を用いてみました。

受講した感想

茜家元の「夏への扉涼に憩う」は、画面に釘付けになってしまいました。氷だ!凄い!氷を使う家元の姿にはカッコイイ^_^と思い、真似てみたくなるほど、氷の可能性に目覚めさせられました。また、「夏への扉色彩の戯れ」は、平面作品と立体造形いけばなのシンクロする世界が感動的でした!竹中麗湖先生による「室礼 豊かな生活の彩り」は、日常を非日常にしてしまう発見を教えていただきました。

燃える秋

  • 氏名:金城蹊翠
  • 花材:パンパスグラス、枯クバの葉、ゆきやなぎ、リュウカデンドロン
  • 花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

お家元三作目の「背景と地にアート作品を敷き詰めて、花をいける」の中でお家元がおっしゃっていた、「いつも同じ背景ではなく、違うバックの前で作品をいけることで見え方が変わる!」にヒントを得て花をいけてみました。枯れ物花材は葉先をためて燃える様子を表現しただけですが、バックの赤い色に助けられ「燃える」が表現できました。

受講した感想

今回のWEB家元講習会、大変興味深く拝見いたしました。お家元、日向先生、竹中先生共に、学ぶところがたくさんありました。特にお家元の三作は魅力的でした。独創的な作品づくりの様子にハッとさせられることが多かったです。クリエイティブな作品が盛りだくさんの家元講習会、大変勉強になりました。ありがとうございます!

ワンダーランドの秋

  • 氏名:鎌倉多恵子
  • 素材:コスモス、蓮の実、菊、赤ナス、ピンポンマム、氷
  • 花器:ガラス皿、陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

  1. (基本的な事ですが)お花の扱い方
  2. 変わった素材(氷)を生け花にとり合わせて、着色する事

受講した感想

申込みをしなかった為、夏の間、とても気になっていたので、再配信での視聴ができて、とても嬉しく思います。ダリアの素晴らしさ、一品の花器とテッセンのシンプルな生け方、エコを意識した作品、長テーブルを意識したダイナミックなテーブル花、家元も初挑戦の氷を使った作品、背景とコラボした生け花。どれも、大変勉強になりましたが、特に、氷を削ったり色を付けたり、に目が釘付けになりました。そして生け花とその背景をコラボした時の面白さと、素敵さに、感動しました。

自作花器に、晩夏の緑を重ねる

  • 氏名:石川湖裕
  • 花材:雪柳、ユーカリ、檜扇の実、アルケミラモリス、セダム
  • 花器:自作陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

これまで、「夏の花」というと、自身では、赤やオレンジなどの鮮やかな色を取り入れた陽気で力強いイメージの花か、真っ青な夏空や、水辺のイメージのブルー系にホワイトの取り合わせで涼しげな花を活けることが多く、グリーンを重ねるのは、春とばかり思いこんでおりました。けれど、今回、お家元が、「夏の花」として、様々な緑を重ねていけられるのを拝見し、その清涼感のある爽やかな作品世界に、とても感動いたしました。また、その「グリーンを重ねる」作品も、普段は、なんとなく心配で、どこかに、色味を加えて作品にすることが多かったのですが、お家元が、「グリーンだけで立派な作品」とお話されていたことも、大きな学びでした。それらを反映し、私も、グリーン系の植物だけを用い、自作の花器に「夏の花」を活けてみました。

受講した感想

コロナ禍で、様々なイベントがいまだ激減している中、このような勉学の機会を頂き、とても嬉しうございました。お家元は勿論のこと、日向先生や、竹中先生も、夏ならではの素材や、今の時代に考えるべき事柄を反映させた内容など、ご披露下さり、大変良い勉強をさせていただき感謝しております。また、ウェブならではの、手元や細部のズームアップ撮影は、とても分かりやすく助かりました。次回も、ぜひ楽しみにいたしております。

晩夏の光

氏名:川崎泰星
素材:百日紅、けいとう、おみなえし、かすみそう、秋色あじさい、ヒペリクム、自作の青森ねぶた灯籠※
花器:ガラス花器(竹中麗湖)

※私は本部年間講習「スタイリッシュ:スペース+花」(講師:竹中麗湖先生)に参加しておりますが、丁度4年前の9月に、青森ねぶた研究所のねぶた作家〜竹浪比呂夫先生をお招きして、ねぶたの灯籠を制作する講習がありました。その時に自作しましたねぶた灯籠です。ねぶた和紙を使用しています。

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

「夏の花」〜竹中麗湖先生の「エコと希望の光」を拝見して私も「ねぶたの灯籠」を使って作品を活けてみたいと直感で思いました。
時期的に真夏の花の時期は過ぎてしまいましたがやはり竹中麗湖先生のガラス花器を使用しまして「晩夏」のイメージで作品を制作しました。
(いけばな作品に灯籠を使うのは、かつて宏家元がイサムノグチの灯籠を作品インスタレーションに重用していたのを思い出しましたのと、竹中先生のクラスで制作したねぶた灯籠を使おうと思った為です)
夏らしい透明感のある雰囲気の作品にしました。

受講した感想

  • 日向洋一先生
    「夏の女王ダリア」、あれだけたくさんの本数を使ったダリアの一種いけははじめて観ました。とても優雅な気持ちになりました。また日向先生の訥々とした語り口が魅力的に感じました。
  • 竹中麗湖先生
    「エコと希望の光」
    この夏の猛暑の時期でしたが、青のガラス花器とほんのり灯るねぶた灯籠の透明感がとても素敵ですがすしい気持ちになりました。雑木を組み合わせたオブジェは参考になり、今後自分も作品構成の際の参考したいと思いました。
    「豊かな生活の彩り」
    竹中先生は隔年で東京ドームの「テーブルウエア・フェステバル」にご出展されていますが、「食」のテーブルをお花で彩り客人をおもてなしする〜竹中先生のプロとしての心意気を感じました。
  • 茜家元
    「緑のハーモニー」
    教科書にも「緑をみつめる」というテーマがありますが家元のご作品はとてもスケールが大きくダイナミックで感銘を受けました。「夏の花」を緑一色でいける事にこだわるのも大切ですね。
    「涼に憩う」
    氷塊を使っていける手法はなかなか面白いと思いました。氷塊は氷屋さんに注文しないと入手出来ませんが、コンビニ等で売っている、かちわり氷とガラス花をを使って花をいけることが出来ます(7月に家元教室で試してみました)真夏のいけなな表現で、もっと利用したい「素材」です。
    「色彩の戯れ」
    教科書にも「アートとの語らい」のテーマがありますが、このようなダイナミックな作風もあるかと、勉強になりました。
  • 「総合的に」
    このコロナ渦と猛暑の中で、会館に出向かないで動画で作品デモを視聴拝見できたのは、とてもよかったです。今後も同様に続けてほしいです。今回の夫々の作品デモはとても見ごたえがあり楽しくまた勉強しつつ拝見視聴ができました。皆々様に感謝しております。

夏の終わりのハーモニー

氏名:上市郊帆
花材:ディアボロ、ユーカリポポラス、雲竜柳、スプレー菊、ひおうぎ
花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

「夏への扉 緑のハーモニー」にインスパイアされ、夏の終わりの季節感を意識した緑のグラデーション作品にチャレンジしてみました。

受講した感想

何度でも確認しながら視聴できますので、大変勉強になります。

上を向いて!

氏名:藤田優子
花材:ひまわり、ほおずき
花器:自作ガラス花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

家元をはじめ竹中師範、日向師範、それぞれが3人3様個性を生かした魅力的な作品を制作された事に感銘を受けました。
特に家元は、氷に「青」の色彩を加え、偶然がもたらす面白さを表現されました。
今回の私の作品も「色」を1つのテーマにし、黄、オレンジ、赤、をメインにガラス花器の青や緑も取り入れ、カラフルな「夏」楽しい「夏」元気な「夏」を表現しました。
また、自作ガラス花器を使う事で、私らしさ・独自性も表現したいと思いました。
そして、なんといっても「ひまわり」です。
今、私達はコロナ、戦争、異常気象、大規模災害と不安で暗いニュースに囲まれ暮らしています。そんな中でも「ひまわり」のように「上をむいて!」希望を持ち歩んでいこう!という思いを作品に込めました。

受講した感想

「私」の花とは何か?
改めて「自分」が花に対して真摯に向き合うきっかけになりました。
チャレンジする大切さを学びました。

冒険したい葉っぱたち

氏名:浦上十和
花材:はらん、はまゆう、サンデリアーナ、コロニラ
花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

受講して夏の季節を楽しく演出したくなりました。花材に悩み、葉ものは苦手でしたが思いきって葉もので夏を演出してみました。

受講した感想

夏の花の演出を楽しんで受講いたしました。ハサミの使い方、後ろいけ、アトリエの方の手元、WEBなのでじっくり拝見でき勉強になりました。茜お家元、講師の先生方ありがとうございました。

私の部屋

氏名:渡邉緑草
花材:きんまさき、丹頂アリウム
花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

無理せず止まるところで形をつくる。器との関係を考える。置く場所の想定と光線、季節に味わえる瞬間を捉える。以上のことからシンプルだが私の部屋にふさわしい作品を夏の花として提出させていただきます。よろしくお願いいたします。

受講した感想

日向先生のダリアのモダンなこと、小さな器にいけられたてっせんとブルーベリーは素晴らしい、竹中先生のタニワタリの構成や手元の枝木を使ってオブジェは私も好きです。お家元の緑のハーモニーでキンマサキが使われたので、私もキンマサキにしました、氷の色使いがとっても美しく、色彩の戯れは岡本太郎の作品を思いましたが、圧巻です。今回の作品群拝見して良かったです。ありがとうございました。

器に寄り添う

氏名:西田裕葩
花材:着色キウイづる、あかなす
花器:陶器(備前焼一本松窯)

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

「器はいけられてこそ生きてくる」実家の押し入れで眠っていた備前焼の木箱入りの陶器を両親から譲り受けて、その後自宅の押し入れで再び眠っていた備前焼の器。それを生かしてみようと思いつきました。特に器の色を大切にすることを心掛けました。花材が「夏らしくない」ところが少し気になっています。

受講した感想

御家元、先生方の素晴らしい作品を拝見できて嬉しかったです。配信は自分のペースで、ゆっくりじっくり見ることができるので有難いです。4歳の孫も一緒になって視聴していました。今後も色々な講師の先生方の作品を拝見できることが楽しみです。有難うございました。

朝顔のゆくえ

  • 氏名:大河原喜恵
  • 花材:あさがお
  • 花器:陶器花器、発泡スチロール

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

エコ・SDGS・自粛生活の中での、いける楽しさと工夫・発見。

受講した感想

日向先生の沢山の豪華なダリア。眠っていた花器に優しく繊細な紫鉄線の花を。竹中先生のエコを意識した環境に灯りのともる華やかなお作品。コロナ禍でも家庭の中で優雅に心豊かに花と共に暮らす生活。お家元による多様な色合わせの緑溢れるお作品。氷と言う日常生活の物を、カラーインクと鮮やかな花々で取り合わせた斬新な試み。使用した数々のデザイン画空間に浮かぶ奇抜な唯一無二のお作品。本当にありがとうございました。
近年は異常気象、自然災害がとても多く、その上に感染によるパンデミッ
ク。人間の驕りによる結果なのでしょうか……。これからの時代、いけばなも地球に優しいSDGSを目指し、生活用品、花材の再利用はとても大切なこと。本来のいけ方を踏まえ、新しいコロナ禍での発見
を教えて頂きました。
今回の勉強の中で私は、庭で自生した朝顔を採取し、宅配用の発泡スチロール弁当箱を使いました。人生の縮図のような小さな花を愛惜しみいけることは、不安な厳しい時代も、きっと私達の心を照してくれると信じております。花瓶や花材を購入せずとも「ある物を使う」「アイディアで楽しむ」草月流の教えに、 あらためて想いを馳せいけました。

茜をみつけた!

  • 氏名:角翠瑛
  • 素材:あかね、旅人の木、氷、網
  • 花器:ガラス花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

Web講習会は 草月いけばなの可能性を広げた楽しいものでした
日向先生の自然体トークと作品
竹中先生の 魅力的なガラス花器
おもてなしのテーブル
さっそく 真似しました

お家元の アフリカンな作品は 楽しい絵画と草月の可能性を広げ
自分も温めてチャレンジしたいと思う事でした
いまから 関わる国民文化祭での
障がい者アートと草月いけばなの大きなヒントになりました

また 氷をいける
なんと!さっそく試行錯誤したものの
納得できなくて 外に出た日
あるようでない珍しい 茜を見つけて
お家元からのメッセージのようで嬉しく
作品にしてみました

夏休みの宿題のように 8月31日までにと決めていました

本部教室に通えない状況ですが
新しい学びの世界を与えてもらい
花のチカラをもらっています

My "Summer Flowers" 私の「夏の花」

  • Members from the Johannesburg Sogetsu Branch ヨハネスブルグ支部のメンバー

Impressions from attending the seminar 受講した感想

The members of the Johannesburg Sogetsu Branch were treated to a special viewing at our monthly meeting yesterday (29th August). We watched the new “Summer Flowers” WEB IEMOTO SEMINAR. The members enjoyed the new program which included exquisite works by Iemoto, Ms. Reiko TAKENAKA, and Mr. Yoichi HINATA. The arrangements were interesting, dynamic and they came together with such ease and elegance. We were inspired and energized by the new ideas and creative demonstrations. We, the overseas members are extremely privileged to witness these great Masters at work. We thank you for sharing your love and knowledge with us.

昨日(8月29日)の月例会では、ヨハネスブルグ支部のメンバーが特別鑑賞をしました。家元、竹中麗湖師範、日向洋一師範による精緻な作品を含むWEB家元講習会の新番組に、会員たちは大喜び。アレンジが面白く、ダイナミックで、とてもシンプルに、そしてエレガントにまとまりました。私たちは、新しいアイデアと創造的なデモンストレーションに刺激され、元気をもらいました。私たち海外のメンバーは、このような偉大な先生方の仕事を目の当たりにすることができ、大変光栄に思っています。私たちと愛と知識を分かち合ってくださったことに感謝します。

夏のグリーン

  • 氏名:吉村結花
  • 花材:ふうせんとうわた、ふとい
  • 花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

WEB家元講習会を受講し、暑い夏に爽やかさを届けたいと思い、グリーンをテーマに制作しました。花器の形を意識し、線とマッスで構成することで、色・形・質感の違いを表現しました。

受講した感想

WEB家元講習会いつも楽しみにしています。WEB家元講習会は、講師の先生の手元や下準備等の技術を学べ、何度でも再生できることが利点であると思います。今回は様々なテーマがあり、その発想力と構成力に感嘆しました。なかでも、御家元の氷の作品には目を見張りました。氷が登場した時の驚き、変化の過程のワクワク・ドキドキ、衝撃のラストと、圧巻のパフォーマンスでした。作品を拝見しながら、私の中で、以前住んでいた金沢の近江町市場の氷柱やかき氷を作った思い出などが走馬灯のように思い浮かびました。作品の力は、人々の記憶や思いを呼び起こすものだと、身をもって感じました。作品に向き合う姿勢、ストーリーを考える重要性を改めて学びました。ありがとうございました。

風、爽ぐ頃

  • 氏名:小松由依
  • 花材:グラジオラス、はらん、アレカヤシ、ぎぼうし
  • 花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

茜家元のデモンストレーションでは、同じ色を重ねていけるときは濃淡を意識していけることが大切だと学びました。このことを踏まえて、緑を中心に花材の色味を統一し、濃淡を意識しながら夏の爽やかさを表現しました。日焼けて色が抜けた自宅のギボウシの表情が素敵だったので、緑と黄色の色彩の調和のために使ったことがポイントです。

受講した感想

今回はじめて家元講座を受講して、先生方の素晴らしいアイデアといける姿をじっくりと見ることができ、とてもよい勉強になりました。家元がおっしゃった、「植物の声を聴く」という言葉が印象に残っています。植物をよく観察し、どういう表情を引き出したいかを常に考えることが大切なのだと改めて感じました。素敵な作品を見ると、もっと学びたいという思いが強くなるので、機会があればまた受講したいです。ありがとうございました。

ピンクでラララ

  • 氏名:梅津春萠
  • 素材:はらん、ゆり、カーネーション、和紙 他
  • 花器:陶器花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

色彩の饗宴にインスパイアーされ、私なりに楽しんでいけてみました。白の背景でいつも写真を写していましたが、目から鱗の瞬間でした。

受講した感想

お家元をはじめ、各先生方のアイデア、いけ方がとても素晴らしかったです。web講習会、家にいながら見られるので、楽しく便利に拝見しています。

花火

  • 氏名:井口紀紅
  • 花材:ほおずき、ドラセナ、パンパス
  • 花器:ガラス花器

Web家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

長岡の花火大会はじめ、全国の有名な花火大会が3年ぶりに開催されています。鬼灯の鮮やかなオレンジ色と黄色の萼の部分を開いて、久しぶりの華やか夏の風物詩を表現してみました。ドラセナは葉脈に沿って細く裂いています。ガラスを通して見えるドラセナの流れるような動きが、正面からでも側面からでも見えるよう意識しました。ダリアのような鮮やかな色の花材で夏を表現したいと考え、お盆の頃見かける鬼灯にトライしてみました。

受講した感想

プログラム4「夏の花」を受講し、特に印象に残ったこととして花材だけで夏を表現するのでなく、器やさまざまな素材、周りの雰囲気を取り込むことで「夏」を感じる作品の可能性が広がるということ、そのヒントとなるアドバイスをいただき学ぶことの多い講習会でした。
日向先生が言われるように、夏の花としてダリアは思い浮かばなかったです。ダリアは太陽がまぶしい夏を象徴するような華やかな花材ですが、この華やかさを生かすいけ方をなかなか見つけられずにいました。花の重みで動きやすいし、花は重いのに首が細いので折れやすいし、つい慎重になっていつも直線的ないけ方に終わってしまい、ダリアは動きが出にくいというイメージを払しょくできません。口元が広い花器で十文字留を利用することで、ダリアの豪華さと鮮やかな色の横に広がる構成は目からウロコでした。とても参考になりました。
日ごろから、お稽古や華展で使った枝や葉を次のいけばな作品にリサイクルできないかと考えることもあり、竹中先生のエコをテーマとした作品はとても参考になりました。ブルーのガラスの器に入っているタニワタリの茎の線が美しく、水を通して涼やかに見える茎の縦のラインと、横に置かれた枝を組んだオブジェの横のラインのつながりが面白いと感じました。
茜家元の「夏の花」をイメージして、器と氷を組み合わせるという発想はどのような模様、形になるのかが予測できないだけにチャレンジングなテーマだと思いました。透明度が高い氷にドリルやのみで穴をあけたり削ったりすることで内部に白い模様が広がり、その模様の白い色にも微妙に濃淡があって、こういった偶然性が作品の一部になっているのは面白いですね。時間が経つにつれて氷の形が変わっていく儚さ、儚いからこそ美しいいけばなの神髄を見た気がします。

Passion

  • 氏名:髙木双葵
  • 花材:着色くわ、モンステラ、ばら
  • 花器:自作ペットボトル花器

WEB家元講習会で学んだどんなことが反映されていますか?

自作の油絵を背景にいけてみることで、作品と背景が一体化してお互いの面白さを引き出すことを目指した。

受講した感想

氷を使った作品や、ドローイングと一緒にいけた作品、テーブルの演出など、さまざまな楽しみ方があることが学べました。新しい表現にチャレンジするきっかけになります。WEB講習は自分のタイミングで勉強することができ、繰り返し見れるのでとても助かります。

私の「夏の花」

  • 氏名:志村恵里
  • 花材:ひまわり、ゆり(2色)、ほおづき、スカビオサ、はらん、葉
  • 花器:ガラス花器

受講した感想

日向洋一先生、竹中麗湖先生、家元の、勅使河原茜先生、の、「色」、から、発想致しまして、黄色のひまわり、黄色のゆり、オレンジのほおづき、紫のスカビオサ、緑色のはらん、緑色の葉、で、構成致しました。家元の、勅使河原茜先生の、お言葉、「花で遊ぶ」、「夏ならではの花の声を聴き、季節を感じながらいける。」という、お言葉からも、発想致しまして、楽しみながら、幸せな気持ちになりながら、いけました。
日向洋一先生、竹中麗湖先生、家元の勅使河原茜先生、素晴らしい夏のいけばなをありがとうございます。~♪m(__)m❣️❣️❣️❣️❣️

※ご感想はお送りいただいた原文の通りに掲載させていただいております。

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