NHK-FM「朗読の世界」にて、朗読 早坂暁著『華日記 昭和生け花戦国史』が放送されます。

今年は戦後80年、昭和100年の節目の年、激動の昭和を振り返り日本という国と日本人を考える機運が高まっている。世界各地の紛争や戦争、気候大変動や災害が連続して起こり従来の価値観が錯綜している。そんな先が見えない時代だからこそ人々は激流の中でも今後の道筋を探ろうと必死に模索しているのである。早坂暁の小説「華日記~昭和生け花戦国史」で早坂は華道界に棲む人間の野心と欲望を一気に描き込む。小説「華日記」は、昭和初期から「家元制度」を立ち上げてきた主流派と戦後に革新を起こそうとする一派とのし烈な闘いを軸に、取材を基にした昭和の裏面史として凝縮されている。これからの100年に向けて意外なヒントがこの中に隠されているかもしれない。
※この番組は、2020年6月~7月 「朗読」(ラジオ第2)で放送した「華日記~昭和生け花戦国史」をリメイクしたアンコール放送です

「朗読の世界」HPより


昭和のいけばな界を代表する二人の天才、前衛いけばな作家・中川幸夫と、草月流初代家元・勅使河原蒼風を中心に、戦後の復興の中で織りなされる、新興流派の興亡、華道界の光と闇、人間ドラマなど、花にまつわる数々のエピソードが日付を追ってめまぐるしく展開します。
いけばな史を紐解く貴重な作品です。
ぜひお聴きください。

番組概要

ホーム コラム NHK-FM「朗読の世界」...